薬事×英語

english 海外規制や英語関連

英語をペラペラ話せる?

英会話教室の宣伝などで、あなたも英語がペラペラに!といったうたい文句をよく目にします。

実際に専門分野でグローバルで働いている方々はみなネイティブ並みに流ちょうな英語を話すのでしょうか。

日本人の英語に対する意識は、かなりスピーキングや発音やネイティブへ重きを置いています。

うまく話せないと恥ずかしい、文法が間違っているのでは、などと消極的になりがちです。

現場で活躍する日本人プロフェッショナルはみな英語を日常的に使いこなしていますが、多くの人がネイティブ並みに流ちょうにペラペラというわけではありません。

日本語なまりのアクセントがありますが、重要な音だけは正確に発音していたりします。

薬事としてグローバルで使う英語

日常業務のすべての資料が英語のため、英文を迅速にかつ正確に読む力が求められます。

英語でのメールのやりとりが日常です。メールBOX内はほぼ英語です。

WORDやEXCELなどのベーシックツールの仕様もすべて英語で行います。ITメンバーは中国やインドに所在しており、ITに問題がある場合には英語でチャットやメールによる問い合わせを行い、リモートで画面共有をして修正していくためです。

資料作成、報告、連絡、相談もすべて英語で行います。

世界中に散らばる海外拠点との電話会議が日常的に行われます。海外プロフェッショナルの強く訛った英語も正確に聞き取り、理解し、業務を進めていきます。

自分の考え・意見を論理的に伝えるオーラルコミュニケーション力が必須です。

ビジネス英語で必要な力

まとめると、英会話力だけでなく、総合的な英語の基礎力が大切ということになります。

読み、書き、聞く、話すの基礎です。

ビジネス英語の必要性を理解し、綺麗に話したいということにこだわりすぎないことが英語力アップにつながります。

また、日本に住んでいると気を抜くと英語に全く触れない環境で生活できてしまいます。もし本当に英語力をつけたいのであれば、自分自身の身を「英語環境にどっぷり浸からせる」状況を意識してつくってみることが大切です。

たとえば、好きな映画を英語サブタイトルで観る、好きな洋楽の歌詞を見てみる、 通勤時にPodcastでBBCニュースを聞く、NHKニュースを副音声で聞く、 などです。世界中のインターネットコンテンツがあふれている今、海外の動画などで楽しく英語に触れることができます。

薬事法や日本薬局方、GMPなど専門用語に関しては、机上で一生懸命覚えるというものではなく、実際に働いてOJTで覚えていけるものです。業界用語も働いている環境によって全然違うので現場で学ぶものです。

目標として

ビジネスで使える英語を身に着ける当面の目標としては「TOEIC900点」が良いといわれます。

難しそうに聞こえるかもしれませんが、日本の受験制度のもと中学高校で英語を学んでいれば、短期集中して努力すればだれもが到達できる水準です。

日本人の多くは帰国子女でもない限りはノンネイティブで、永遠にネイティブにはなれないのですが、だからといって謙虚にとらえていると「自分は英語ができる」と思える日はずっと来ないのです。

TOEIC900点は、一定の自信が持てるターゲットとしてとらえ、目標設定してみるのもよいのではないでしょうか。

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